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このブログは私がステキだと思った作家さんやセラピストさん、講師の方などの作品を通して、その方の考え方や向き合い方などをインタビューし、まとめたサイトです。

#7:ヨガ・インストラクター のざきまりさん

今日のお客さまは、ヨガ・インストラクターであり、足裏リフレクソロジストでもある、のざきまりさんです。
地域のイベントの実行委員としても活躍されていらっしゃいます。
イベントで知り合ったのですが、とても健康的で魅力的!
興味を魅かれたので、今回、インタビューを依頼させてもらいました。
 
インタビューには、未就園のお子さんも一緒に♬
いつもよりほんわかアットホームな雰囲気の中、いろんなお話を伺うことができましたよ。
 

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--- 活動の範囲が広いですよね。
  今の肩書には何がありますか?
 
ヨガ・インストラクター、足裏リフレクソロジスト、ボランティアで『おたい市&東浦セミナー』の実行委員、時々体験会を開催しています。
 
--- それは、ヨガの体験会?
 
大府の実家の2階が空いていて、ヨガのみならず、整体&足つぼ、ネイル&足つぼ等々、私の気の向くままに開催しています。
 
--- 月に何回とか、定期的に開催しているんですか?
 
例えば私が整体を受けたいとき、せっかく整体の先生に来てもらえるなら、他の人にも体験してもらいたいなとお声がけして、月1回程度かな。
ネイリストさんも月1回。
私が塗り替えしたいタイミングでお願いしています。
私の「整体やって欲しい!」から始まって、すごく良い整体なので、ヨガの参加者の方に「やります?」って聞いたら「やる!」って拡がっている(笑)
 
--- イベントを開催してから長いんですか?
 
今度で4回目くらいかな?
 
--- ヨガ・インストラクターを勉強しようとしたキッカケは何ですか?
 
ヨガ・インストラクター資格取得は、病気がキッカケなんです。
26~41才の間に、うつ病線維筋痛症子宮筋腫帯状疱疹
大変な病気をした経験があって、そこから勉強しようと思ったのがキッカケ。
 
うつ病は、息子が産まれて軽くなったけど…どこまで話せばいいんだろ?(笑)
 
長い闘病生活の中で、どうやれば健康になるかな?っていっぱい考えて。
息子もいるし、でも育児もできなかったし。
健康の大切さを痛感して、たどり着いたのがヨガだった。
 
ヨガの教えの中に『自分を大切にすること』というのがあるんです。
ヨガの学校の説明会の中でその話が出てきて、『ああ、私、これをおろそかにしていたな。後回しにしていたな』って。
これが学べるなら、勉強してヨガの資格をとってみようと。
 
足つぼは、そこで尊敬するヨガの先生に出会えて、「私はこういうヨガレッスンをしたい」っていうイメージしやすい授業をしてくださる先生で、その先生が経絡中医学を取り込んだヨガレッスンをされていて。
中医学も気になるな」って興味を持ったことがキッカケかな。
手っとり早く足つぼ、リフレクソロジーを学べば、それが学べるかな?って(笑)
最初、リフレクソロジーはヨガの一環として始めているし、施術をするとは考えていなかったので、ここ半年くらい。
 
--- すごくキャリアが長いんだと思っていた!
  ヨガやると、体は変化する?
 
ヨガをやることで、心と体が整う。
私も最初は体主体で始めているから、体の柔軟性や血行が良くなるとか、そんなことを最初は感じていた。
でも、学べば学ぶほど、心が影響があることが深まってきて、これは体だけじゃなく心も影響があるなぁと。
 
忙しいとき、イライラしているとき、そんなときに自分の体と会話する。
体を動かすことがヨガではなくて、自分の内面を見詰め直す、---それが瞑想なんですけど。
その大切さがわかってきたかなぁ。
 
--- 自分を大切にするっていうのは、ヨガの概念の一つなの?
 
私も上手に説明できないんだけれども…。
ヨガは、心身共に安定した、深い瞑想状態に近づけるということを目的としています。
 
八支則というヨガの哲学、基本的な教えがあって。
人のものを盗んではいけない、他人を傷つけてはいけない、自分を傷つけてはいけない…などの8つの心得があって。
これをステップを完遂できたのなら、瞑想者として自分を解決できるんじゃないの~?っていう
そこに『自分を大切にすること』っていう教えがあるんです。
 
ヨガって運動療法として手軽に捉えられているけど、そこまで知りたいっていう人がいらっしゃらないので、しっかりと話すチャンスがない。
もっと深めたいという人がいたら、お話ししたいんですけれどもね。
まずは自分を大切にしてこなかった私が(笑)
自分を大切にしてこなかった私だからこそ、それを身をもってお伝えしていこうと。
 
--- 聞きたい人、いっぱいいると思いますよ! 私も興味があります。
 
これを話し出すと長くなっちゃって、1時間のレッスンで『体を動かしにきたのにぃ…💧』ってなっちゃうから、これは興味を深めたい方に、改めてお伝えしていこうかな。

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--- ヨガ講師はどれくらい続けていらっしゃるの?
 
3月で5年目になります。
 
--- 変化はありましたか?
 
当初より、”心”に寄っていますね。
やっぱりココだろうって(笑)
最初は体を動かして、血行や肩凝り改善とか伝えてきたけど、最近は心をプラスしています。
 
つい最近、参加人数がいつもより少ないときがあり、生徒さんたちと話す機会があって、それが終わってからメールで「思わず泣いてしまって、ごめんなさい」って。
その方は、私のブログを見て下さっている、うつと闘っていらしゃる方。
 
私自身、抱え込んで「助けて!」って言えない人間なんです。
 
私の経験からの自愛の言葉をブログに載せたら反応が来て、「先生が『助けてって言ってもいいんだよ』って言葉に、私も言うことができました!」って。
子育てで悩んでいたことを、はじめて相談することができて、一歩前進できたって。
 
自分の経験話をしながら、みなさんにヒントになるようなことが伝えられたらいいなぁって思っています。
 
ヨガで、私の誘導している動作を行っていると、その間だけでも頭の中の片隅に悩み事を寄せておけることができる。
それだけでも頭や心がスッキリするから。
 
反応、うれしいですよね。 原動力ですよね。
一部のコアな人たちだけですけどね(笑)
 
--- そんなことないと思いますよ!
  他に、嬉しいと思う瞬間は?
 
最初の頃から、レッスンが終わって「スッキリしました!」とか血色がよくなって晴れやかに帰っていかれる様子とか、言葉を掛けてもらえると嬉しいですよね。
やっててよかった!!
 
--- 生徒さんにたいして、気を付けていることはありますか?
 
自分を作らないこと。
やれないことはちゃんと伝える。
 
昔は他人から”いい人”になりたくって、抱え込みすぎて、パンクする。
これを繰り返してきた(笑)
任せてもらえることはうれしいんですけどね。
 
--- それは、昔より上手になりましたか?
 
全然(笑)
ここは成長していないところなんですよね。
 
無理をしすぎると線維筋痛症として、体が痛むんですよね。
克服したとはいいつつも、無理をしすぎると体の痛みに現れます。
体が教えてくれるから、便利と言えば便利なんですけどね。
そうすると、家族に迷惑がかかちゃう。
 
だからまだ自分を大切にできていない。
周りから「やってあげるよ」って言われるのに、自分がそれを許せないっていうか。
 
でも、痛みが出たときは、休みます。
そこまでは行かずに、コントロール出来るようになったかな。
 
--- これからの展望は?
 
とりあえず、(一番下の子が)保育園に上がるので、ヨガの時間を増やすかな。
絡みたいなと思った人たちとコラボレーションしてみたいなとか。
 
--- ヨガをやって、自分が変わったことはありますか?
 
病気しにくくなったももちろんあるし、心は穏やかになってきたかな。
相手の立場に立てれるようになってきた。
 
働いていないと『ダメな人間なんだ』って変な価値観で動いていたけど、そういうものを取り外すことが出来るようになってきた。
頑張ることをしなくなった。
働かなくても生きていけるじゃん!って(笑)
生きやすくなりました。
 
--- 病気をしたから、それがあったから今があるって思えてる?
 
そうそう、思えました。
うつ病になったときは、固定概念が強すぎて、会社に求められている自分になっていないないという自己否定が激しかったし。
線維筋痛症になったときは、上の子が1歳になったときに発症したので、理想となる母親に突き詰めすぎてて、これも固定概念が強すぎて発症しちゃったんだなって。
今思えば、なるべくして発症しちゃったんだって教えてもらえたのかな。
…って、闘病中は思えない! 
今、克服できたから言えることであって(笑)
 
鬱を発症しているときは、早く死にたくてたまらなかったですね。
毎日毎日、存在していることが辛かった。
 
--- 子宮筋腫は体が悲鳴を挙げてた?
 
今思えば、そうだったのかなぁ~っと。
ヨガの先生をする前は、スポーツクラブでスイミングのコーチをしていたんです。
線維筋痛症を克服するのに、プールで運動するのがいいよって教えてもらって。
だったら単にプールに行くより、仕事にしちゃおう!
体を動かして、元気になって、おこづかいももらえて、いいじゃん!って(笑)
2才になった子供とその時間だけ離れて、リフレッシュできて、元気にもなって。
スイミングコーチが楽しくなってきたから、スポーツクラブに転職し、大人向けのアクアビクスとか水中ウォーキングとかやらせてもらえるようになったけど、その分、酷使しちゃったんでしょうね。
筋腫は以前からあったんだけど、病院にも行かずに放置していたんです。
そしたら貧血が悪化して、仕事も人手が足りないこともあって、なかなか辞めさせてももらえず、起き上がれなくなるところまできてしまって…。
 
休職だけでは間に合わずに、手術が必要だったので辞めてしまいました。
 
帯状疱疹もストレスからくる病気を患い。
私の場合は、耳の中に。
プールのお仕事だから、耳が弱っていたみたい。
辞めればよかったのに、さらに子宮筋腫を悪化させてしまって。
体は教えてくれていたのに、体の声を無視していたから、そういうところまで来てしまった。
 
人が少ないから、辞めれない。
替わりの人がいないから、続けなきゃ。
でも、その判断は誰がするんだ?!っていう話ですけれどもね。
それも思い込みだったのかなって。
 
--- そこからヨガとの出会いがあったわけですね?
 
ヨガの学校で話を聞いて、『自分に足りないものは、これだ!』って感じたから。
 
7月に退職して9月にはヨガの学校に入学。
筋腫の10月手術。その間は休学。
 
--- フットワークが軽い!(笑) すごい行動力だ!!
  今後の自分はどうあって欲しいですか?
 
死ぬまで、心と体が元気であってくれればいいなぁ。
 
--- お子さん達はヨガを通して変わってきましたか?
 
直接的なものはないかな。
でも子育てに繋がっている。
 
自分に余裕がなければ、子供に当たっちゃうし。
よく言われているでしょ、『家庭の中で、母親は太陽』
わたしの心と体がしっかり整っていれば、別に家族関係はぎくしゃくしない。
私が元気でいれば、みんなが家のなかでリラックスして過ごせるんじゃないのかな。
私が整っていれば、家族は円満♪
 
--- 気負いはないんですね。
 
言葉がじんわり染み込んでくる。
それで理解をする質みたいですよ、私。
 
自然体で気負いなく、力まず過ごします。
歪みが出ると、体に出ちゃうから。
 
病気がなければ、ヨガにも出会わなかった。
 
ヨガに出会わなければ、いろんな人にも出会えなかったな。
会社員だと、出会えない人たちにも出会えている。
 
頑張っているお母さんとかいっぱいいますよね!
スゴいなーって。
元気だなぁっていう人、いっぱいいる。
 
縁もいっぱい拡がりましたよ。
病気をする前より、人生楽しい。
 
必要な病気だったのかもしれないですね。
 
 
❖あとがき❖
いろんな病気を経て、今ここで、健康な心と体であること。
 
人生にとって、あの病気は必要なことだったと振り返れる強さは、まさに困難に立ち向かい、勝ち取った経験から出でるものなのだなと、インタビューをしながら思ったのでした。
強く、そして、しなやか。
ヨガを運動療法の一つとして教えられているのではなく、哲学も含め、それを自分の実体験と絡めて伝えていける人は、そうそういらしゃらないのではないかと思います。
今後の活動も、ご本人にも想像できない拡がりがありそうで、目が離せませんね♪
 
個人的にも、ヨガの”八支則”にも興味があります☆
身体と会話をするというところも、整膚に通ずるものがあり、なんだか面白そうです(^^)
 
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ほわほわ♡yoga